『やったー完成したー!』
DIYで作った自分の作品、完成するとやっぱり嬉しいですよね!
でも、興奮もおさまった翌日、なんだか作品から漂うコレジャナイ感・・・
DIYを初めた直後など、作品を完成させることを急ぐあまり、細部の仕上げが疎かになってしまうことがあります。僕もそうでした。というか今もそうです笑
その中でも雑になりがちな工程の一つが、ネジ締め。
今はコーススレッドというスクリュー状になったクギ(というかネジ)で木を接合するのが主流となっています。
電動ドライバーでガガガッと締めていくのですが、ネジの頭も木に埋め込む仕組みのため、DIYでよく使う柔らかいツーバイ材だと・・・
こんな感じでネジ頭の回りが割れてささくれ立ってしまいます。(ちょっとわかりづらい写真ですいません)
このささくれ、服とかひっかけちゃうと繊維がビャーってなってすごく悲しい思いをします。
それになんというか、ネジが丸見えで野暮ったい!
このちょっと野暮ったい見た目から、もうワンランク、グレードアップさせたくないですか?
実は、結構簡単にできちゃうんです!!
そんなわけで今回はDIYのテクニックとして、ネジを締めるときに美しく仕上げる「埋め木」という方法でまるで売り物のように仕上げる方法をご紹介します。
ネジ締めによる仕上がりの違い
まず、写真で仕上がりの違いを見てみましょう!
普通にネジを締めた場合
先ほどの、普通にネジを締めた場合です。
コーススレッドの頭が木に食い込む仕組み(これによって強度が増す)ため、ネジ頭の気がささくれだってしまいます。
ちょっと見た目も野暮ったくなります。
ネジ頭を穴に埋めた場合
こちらは1mm~2mmほどネジ頭と同じ直径の穴を開けてからネジ(コーススレッド)を締めた場合です。
ネジの頭が事前に開けた穴にすっぽりと収まるため、木がささくれ立つことはありません。
見た目もキレイだし、ネジを魅せる作品の場合は良さ気です。
ただし、ネジ頭と同サイズ以上のビットが必要になります。
埋め木でネジを隠した場合
前述の2タイプとは全く違う見た目になります。
この『埋め木』がどのようになっているかというと・・・
埋め木とはどんなテクニック?
読んで字のごとく、ネジ穴に木を埋める方法です。
「いやいやネジ穴に木を埋めたらネジが入らないじゃん!」
ごもっとも。
とりあえず、必要な道具と埋め木の方法をご紹介します!
埋め木に使う道具
埋め木を行うためにはこんな道具を使います。
木ダボと同径の穴を開ける
まず、ネジを締めたい箇所に木ダボと同径(今回は直径8mmで統一)の穴を開けます。
穴と言っても板を貫通させてはいけません。
せいぜい板の1/3か半分くらいまでの非貫通穴をあけます。
そこにネジ頭が平らな「皿頭」タイプのネジで締めます。
ネジ穴に木ダボを差す
ネジを締めたら木ダボを差します。
ネジ穴に木工用ボンドを注入しておくとガッチリいけます。
はみ出たボンドは拭き取ってくださいね!
飛び出た木ダボを切断する
飛び出している部分は不要なので、ノコギリで切断します。
このときライフソークラフトが大活躍します。
普通のノコギリと違って刃に振れ幅がないため、板を傷つけません。
普通のノコギリしかない場合は、厚紙などで養生しましょう!
埋め木の完成!
木ダボを切断し、必要に応じてサンドペーパーなどで仕上げて完成です!!
見ての通り、ネジは全く見えなくなる上に、木目にダボがアクセントとなりなんとも手が込んだ感じになりました。
一見難しそうなのですが、道具さえあれば簡単にできます。
なにより満足度が高い!!
埋め木の注意点
こんな素敵な埋め木ですが、注意点があります。
それは作品が解体できなくなること。
ネジが外せなくなるので当然といえば当然ですが笑
それとライフソークラフトを初めて買う方の注意点として・・・
こんな紙のパッケージなのですが、破って開けないようにしましょう。
この紙のパッケージが収納ケースとなっています。
持ち手の方からスライドさせて取り出せます。
まとめ
DIYの雑誌を読んでこの埋め木という方法を知ったのですが、道具を揃えなければいけないのでちょっと敬遠していました。
しかし、木ダボやビット、切断用のノコギリなど、実は結構活用できるんです!
ワンバイ材を木ダボで接合して大きな棚板を作ることもできますし、ネジを使わず木ダボだけで木をつなぐこともできちゃいます。
可変式の棚を作る場合も木ダボとビットは必要になりますし!
なので、揃えておいても損はないと思います。
改めて、今回使った道具は・・・
木ダボとビットは同じ太さのものに揃えることをお忘れなく!!
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